2021.12.27
# 婚活

「婚活」に疲れ、ようやく出会った「まともな男性」と結婚して大失敗…40歳女性が辿った悲惨な“末路”

鎌田 れい プロフィール

割り勘男か? 奢る男か? 女が選ぶのは

久しぶりに自分の部屋に行き、ベッドに横になった。ぼんやりと天井を眺めながら、33歳の時に、結婚寸前まで行ったのに、自分から別れを切り出した恋人、稔(仮名)のことを思い出していた。

[PHOTO]iStock

稔は会社の取引先の営業マンだった。営業成績が常にトップクラスというだけあって、コミュニケーション能力に長けていて、話をしていても飽きることはなかった。またお金を使うことにもケチケチしているところはなく、話題になっている美味しい店やアミューズメントスポットがあると、デートでいち早くそこに連れていってくれた。

ただお金を使うことは厭わないのだが、いつも割り勘だった。「同い年だし、私も働いているんだから」と、美枝は自分を納得させていたが、綺麗に半分に割られたりすると、「あなたのほうがたくさん食べたし、たくさんお酒を飲んでいたよね」と思うこともしばしばあった。

ある時、稔の大学時代の親友、正志(仮名)に彼女ができたというので、焼肉屋でダブルデートをすることになった。

正志はお肉が焼き上がると彼女の皿に入れてあげたり、彼女は彼女でサラダを取り分けたり、付き合いたてのカップルらしくとても仲睦まじい様子だった。稔と美枝は4年も付き合っていたので、さすがにその初々しさがなく、淡々と自分で食べる肉を焼いては、口に運んでいた。

お会計の段になり、伝票を見た正志が、「これ、ウチの分ね」と自分の財布から、1万6千円を出して稔に渡してきた。それを受け取り、稔はそこに自分の分の8千円を重ねて、「はい」と、美枝に渡してきた。

「会計は、よろしく」

それを受け取り、美枝は自分の財布から8千円出してお金をまとめながら、女としてミジメな気持ちになった。

かたや男にご馳走される女。かたや自分が食べた分は自分で払う女。

 

これまで稔との割り勘デートは、「自分も働いているのだから仕方ない」と言い聞かせてきたのだが、働いていてもこうやってデート代を男性に出してもらえる女性が世の中には存在している。それを目の当たりにすると、なんだか稔に対して腹立たしさが込み上げてきた。

そんな沸々とした想いを抱えていた時に、会社の10歳年上の既婚男性から、食事に誘われ、その後、酔った勢いでホテルに行ってしまった。そして、そこから不倫関係が始まった。デートをすると全てを支払ってくれる彼。しかも、稔とのデートでは行かないような隠れ家的なレストランや大人の雰囲気のバーに連れて行ってくれる。

不倫にハマるつもりはなかったが、急激に稔への気持ちが冷めてしまい、美枝から別れを切り出して、4年の交際に終止符を打った。

そして、遊びで始めたはずの不倫は2年半も続いてしまった。

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