2022.01.04

知られざる東京の大自然、「多摩川トライアングル」をご存知ですか

流木に集まる生きものたちのナゾ

東京・多摩川にある広大な河川敷、名付けて「多摩川トライアングル」。東京でありながら驚くほど豊かな自然が見られるこの場所の中州で、2020年冬に大きな流木が見つかりました。幹まわりが3メートルほどもある大木ですが、動物カメラマンの平野伸明さんが取材を続けると、この木の周りには驚くほど多様な生きものたちが集まり、「ドラマ」が繰り広げられていることがわかったのです。「多摩川トライアングル」で見つかった不思議な流木の秘密とそこに集まる生きものたちの貴重な姿をお届けします。(ダーウィンが来た!取材班)

(※本記事はNHK「ダーウィンが来た!」の内容の一部を記事化したものです)

撮影を続けている平野伸明カメラマン/NHK提供
【番組紹介】
ダーウィンが来た! 毎週日曜日よる7時30分(G)
前人未到の秘境から身近な街の中まで、世界中の生きものたちに密着し、大自然の中に隠された驚きと感動の物語をご紹介。最新の撮影機材をフル活用し、誰も見たことのない珠玉の映像で生きものたちの魅力と自然のすばらしさに迫ります。
公式Twitterはこちら(https://twitter.com/nhk_darwin)
NHKオンデマンドはこちら(https://www.nhk-ondemand.jp
NHKプラスはこちら(https://plus.nhk.jp

河川敷に突然現れた流木のナゾ

動物カメラマンの平野伸明さんは多摩川の豊かな自然に魅せられ、2019年春から「多摩川トライアングル」と名付けた広大な河川敷で撮影を続けています。

この場所は東京・多摩川の中流あたりにあり、街のすぐそばにも関わらず、豊かな自然が広がり、撮影当時は、中州の大部分は背の高い草や森に覆われていたそうです。

しかし2019年10月、この場所に大きな変化が訪れます。

今回の主人公は流木!/NHK提供
 

台風19号の記録的な大雨で多摩川が増水し、河川敷の草や木が流されて環境が激変してしまったのです。今まで草木で覆われていた河川敷が広大な石の河原へと変化し、その後の増水で流れ着いたのが冒頭にご紹介した、幹まわり3メートルほどもある巨大な流木でした。

関連記事