2021.12.18
# 政局

「趣味は角栄だ」二階堂進は“尽くす”官房長官だった…歴代首相と“側近”の関係を遡る

報じられた「女性スキャンダル」

岸田文雄政権を飛行機に準えてみると、機体は10月4日、岸田機長が操縦席の正面パネルにある各種計器すべての正常を確認した後にテイクオフし、操縦桿を手前に引き高度を上げて巡航速度に移行、安定水平飛行に達した――と書いたばかりだ。

そこに降って湧いたのがコー・パイロットと言っていい副機長操縦士の木原誠二官房副長官(政務)を巡る「女性スキャンダル」が『週刊新潮』(12月23日号)で大々的に報じられた。

同誌発売前に催された然る会合で木原氏と一緒した直後だけに、正直驚いた。首相官邸サイドから「全く事実歪曲で、ご本人は版元に猛抗議している」というメールが届いた。

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本稿では真偽のほどは別にして、今後の政治動向を占うためにも、その時々の政権の権力基盤を形作ってきた首相、官房長官、与党幹事長の関係を昔に遡って想起してみたい。

まずは首相と、その政権中枢に位置した人物の関係である。かつて筆者周辺で話題となったのは、2009年9月の鳩山由紀夫民主党政権誕生前夜だった。

 

それ以前に長期政権を誇った吉田茂首相は緒方竹虎(副総理)、中曽根康弘首相には後藤田正晴(官房長官)、小泉純一郎首相も飯島勲氏(首相政務秘書官)という、各首相の政治理念・信条と関係なく全く異なった知見と経験、性格、キャリアを持つタイプの人物を権力中枢に据えたとの指摘があった。

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