2021.12.27
# 日本株 # 東証

トヨタやソニーではない…「個人投資家」でもプロ投資家を出し抜ける「狙い目銘柄」の条件

現役東大生がひそかに学んでいる「本当の株と金融のしくみ」。教鞭をとっているのは、外資系ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーとして長年、活躍してきた伊藤潤一氏だ。著書『東大生が学んでいる一生役立つ「株」の教科書』は、実際に東大で行なわれた講義をまとめた貴重な一冊。今回はその講義の中から、個人投資家がプロ投資家を出し抜いて勝つ方法を解説する。

個人投資家が勝てるフィールドとは

株はある意味、持っている情報の差で勝ち負けが決まるという面がある(もちろん、インサイダーに抵触しないことは当然だが)。

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20年近くヘッジファンドで運用をしてきた経験からみれば、プロの投資家に比べて、個人の投資家は情報量に圧倒的な差がある。その分、普通にやっていては不利な面も大きい(だからといって、チャート分析による投資判断には再現性はないと、自分は考えている)。

でも、だからこそ、果たして個人投資家はどうやったらプロ投資家を出し抜いて勝てるのかということを考えてみたい。

結論から言えば、個人投資家が勝負できるところは「ある」。

でも、それはトヨタ自動車やソニーではない。

個人投資家は、いわゆる「優良銘柄」が好きだ。なんとなく、持っていて安心感があるからなのだと思う。トヨタ自動車が倒産することなど想像もできないだろうし、大企業だから長く持っていれば株価もいずれ上がるだろうと思っている。

でも、そういう銘柄で個人投資家がプロ投資家以上のパフォーマンスをあげられるかというと、それは非常に難しい。

 

実際、勝てる要素は何ひとつない。なぜならそうした「優良銘柄」には大勢のアナリストが常時張り付いていて、彼らが得た情報は逐次、僕らのようなプロ投資家に流れているからだ。

したがって、この種の「優良銘柄」への投資で個人投資家がプロ投資家に勝てるとしたら、それは相当なセンスを持っている人で、他の個人投資家が誰でも真似できるようなものではない。

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