日本に帰国したら成田空港で壮絶いじめ 「古いスマホなら1万5000円払って」

帰国者隔離「イカゲーム」の実態明かす
大板橋 五郎 プロフィール

梅干しとレモンの写真を見てツバをひり出す

大荷物をもって成田空港内を汗だくで歩きまくりながら、ようやくPCR検査場までたどり着く。成田空港で実施するPCR検査は、鼻に綿棒を突っこむ方式ではなく、小型容器にツバを採取する「RNA定性検査」だ。検査場で受付をし、検体採取用の容器を受け取ると、選挙の投票所のようにパーテーションで区切られたブースで唾液を取る。壁に梅干しとレモンの写真が貼ってあり「imagine……」「酸っぱい食べ物を思い浮かべてください」と書かれているのが笑える。

PCR検査場に貼ってある梅干しとレモンの写真PCR検査場に貼ってある梅干しとレモンの写真
この容器のなかに唾液を採取するこの容器のなかに唾液を採取する
 

鼻に綿棒を突っこむ方式のPCR検査は、結果が出るまでに最速でも3〜4時間はかかるらしい。唾液を採取する「RNA定性検査」は、最速で30分で結果が出るのが売りだ。

ちょっと休憩するうちに結果が出て、隔離先のホテルへ移動できるのだろう。そう楽観していた筆者が甘かった。ここから我々韓国組は、トム・ハンクス主演の映画「ターミナル」のように、延々と空港内にとどめ置かれるのであった。

この後、筆者たちはどういう結末をたどるのか。後編「いま日本に帰国すると成田であなたを待ち受ける強烈なリアル『イカゲーム』」では、筆者がけっきょくどこに行くことになったか、その異様な珍道中の実態が明かされる。

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