資産の置き場所を考える~NISAのメリット・デメリットを徹底解説!

「定年」からでも間に合う老後の資産運用(5)
定年退職を間近に控えると、老後の生活が現実味を帯びてきます。将来を楽観視できる要素を見つけるのが難しくなってきている今、「60歳からをそこそこ働きそこそこ楽しむ」ための資産運用を考えてみませんか? 定年間際の方にこそ読んでほしい『「定年」からでも間に合う老後の資産運用』から使える知識をピックアップ!

アセットロケーション(資産の置き場所)も重要

資産をどういった口座で管理しておくのか、つまり、置き場所は重要です。

こういった口座・置き場所の選定は、場所=ロケーションのため、アセットアロケーションをもじってアセットロケーションと呼ぶこともあります。近年、特定口座やNISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)など、資産の置き場所が増えてきて、その優先順位が気になるシーンも出てきました。

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NISAは投資の運用益が非課税になる税制優遇口座です。NISAにはいくつか種類があり、成人が利用する一般NISAやつみたてNISAの場合、一般NISAでは年120万円まで、つみたてNISAでは年40万円までと、一年間に投資ができる上限額が決まっています。非課税になる期間は一般NISAでは最長5年、つみたてNISAでは最長20年ですが、途中で売却することもできます。

iDeCoもまたNISAと同様、税制優遇口座ですが、原則60歳まで引き出せないという特徴があります。ライフイベントの多い、20~30代の方が利用するのと、50代の方が利用するのとでは使い勝手が変わってきます。

一般口座や特定口座の場合は、税制優遇制度は適用されませんが、取引の上限額は設けられていません。また、いつでも売買は可能です。一般NISAやつみたてNISAで運用をしていた人が、それぞれの上限額を超えて投資したい場合にも、これらの口座を利用して投資を行うことになります。

このように資産の置き場所にはそれぞれメリット・デメリットがあります。どこの口座にどういった用途の予算を置いておくのか、年齢に応じて優先順位をどう変えるか、アセットロケーションも考えておくことが大切です。

それぞれの税制優遇口座の特徴について、もう少しくわしく見ていきましょう。

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