2021.12.25
# マンガ

不倫していた男性を縦に両断し、片方の体を妻に、もう片方を愛人に送りつけた… 超戦慄の猟奇サスペンスホラー『ミュージアム』

実写映画化も果たした衝撃の問題作

コロナ禍で「おうちじかん」が増える中、電子で漫画を読む読者が大きく増加している傾向にある。漫画に限らない電子書籍市場は、2020年度は前年度から1071億円(28.6%)増加した4821億円と推計されているが、漫画アプリやWEBもまた、ユーザー数や売り上げを大きく伸ばす形となっている。

アプリやWEBの場合、その場で続きがすぐに買えるため、「続きが気になる」タイプのサスペンスなどの作品が売り上げを伸ばしやすい。そうした波に乗って、新作旧作を問わず、多くの作品が脚光を浴びることになった。

極めて残虐な手口で猟奇殺人を続ける「蛙男」と、それを追う刑事が繰り広げるサスペンスホラー『ミュージアム』(巴亮介)もそのひとつ。2016年に実写映画化&小説化、同年にスピンオフ作品もTVドラマ化された人気作だ。

残虐な猟奇殺人と言えば、映画『冷たい熱帯魚』や『凶悪』といった作品が浮かぶが、本作もまたそれに劣らぬ“刺激的な”内容となっている。「ドッグフードの刑」や「母の痛みを知りましょうの刑」といった独特な名前の刑を執行するシーンは、目をそむけたくなるような残忍な描写だが、同時に、一度見たら目が離せなくなる強烈な印象を残している。

年末年始、「おうちじかん」のお供に刺激を求めるあなたに、本作の魅力をご紹介したい。

 

主人公は、家庭を顧みず仕事に没頭し、妻に愛想を尽かされた刑事の沢村久志。物語は、「ドッグフードの刑」と呼ばれる女性が生きたまま空腹の犬に食い殺された事件を沢村が担当するところから始まる。

その後、連続して発生する“私刑”と称した猟奇殺人を調査していくと、被害者全員がかつて裁判員制度で犯人に死刑判決が下された凶悪事件の裁判員だったことが判明。そして、子どもを連れて家出した沢村の妻もその裁判員の1人であった……。

©巴亮介/講談社
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