2021.12.26
# マンガ

人間が「飼育」され、「食糧」にされていた…“捕食される側”の恐怖と絶望を描いたサバイバル&パニックホラー

物語の舞台は“人間飼育施設”

今年6月、社会現象を巻き起こした大ヒット作『進撃の巨人』が、完結となる単行本最終巻を発売し、大きな話題となった。また、今年11月にはNetflix独占配信の韓国ドラマ『地獄が呼んでいる』が世界的な大ヒットを記録している。両作品に共通しているのは、人類を超越する「何者か」の脅威を描いているということだろう。

普段、我々は身の危険を感じることが無い安穏な日常を過ごしているからこそ、このような人間の生死を描いたスリリングな世界を覗き見ることに快感を覚えるのかもしれない。

その点においては、漫画『食糧人類-Starving Anonymous-』もまた、人類にとっての「捕食者」の脅威を描いているという点で、共通するものがあると言える。

『食糧人類-Starving Anonymous-』は原作・蔵石ユウ、原案・水谷健吾、作画・イナベカズによる、未知の怪物に捕食される恐怖を描いたサバイバル&パニックホラー作品。現在は同制作陣で描く続編『食糧人類 Re:-Starving Re:Velation-』が連載中だ。

同作はWEBを中心に話題が広がり、わずか7巻で累計315万部という驚異的な売り上げを達成している。WEB初のサスペンス作品としては金字塔的な作品であると言えるだろう。

では、何が読者をそこまで惹きつけるのだろうか? 『食糧人類-Starving Anonymous-』が持つ魅力について、紹介したい。

 

本作の舞台は、異常気象によって春でも真夏のような気温になった日本。ある日、主人公の高校生・伊江は、親友のカズと共に学校帰りのバスの中で催眠ガスを嗅がされ巨大な施設に拉致されてしまう。そこには謎の液体を貪り、正気を失った人間たちとカズの姿があった。

カズから促されるまま液体を飲もうとした伊江だったが、どこからか現れた二人の男・ナツネと山引に止められ、この場所は人間の「飼育室」だと説明を受ける。その言葉を裏付けるように、謎の液体は人間を急速に肥大化させ、突如現れた謎の巨大生物が肥大化した人間たちを捕食していくのだった。

©蔵石ユウ/イナベカズ/水谷健吾
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