2021.12.17
# ライフ

「卵子提供」で子どもをもつと決めた“理由と悩み”

実態調査が必要
柘植 あづみ, 小門 穂, 洪 賢秀 プロフィール

調査を実施中

私たちはいま、卵子提供で子どもをもった人、もとうとしている人、卵子提供による体外受精をしてみたけれどもうまくいかなかった人へのWebアンケート調査とインタビュー(オンラインか対面のどちらか)調査を行っている。

卵子提供によって子どもをもとうとしたことを誰にも話していないために、心配になったり迷ったりしたことを相談できない、生まれた子どもにいかに事実を話すのか悩んでいる、子どもからの相談にのってくれるところはあるのか、海外で卵子提供を受けたけれども医療、金額、インフォームドコンセントなどに納得がいかなかった、治療を受けたがうまくいかなかったなど、どれも貴重な経験で、今後の医療や福祉、あるいは社会全体をよくするために大事な情報である。

実態がわからないまま技術が進むことによって、妊娠中や出産時、出産後のケアに必要な情報が集まらない。それを把握して、集計して、公表していくことが、今後の日本の生殖補助医療の制度をよくするのに必要だと考えて、丁寧な調査をしている。

もしも卵子提供で子どもを持った方、持とうとした経験がある方で、協力を検討いただけるなら、次のリンク先にある調査の説明をお読みいただき、回答しても良いと思われたらご協力をお願いします。アンケート期間は2022年の1月5日までです。どうぞよろしくお願いいたします。

 
調査の説明 http://www.meijigakuin.ac.jp/~atsuge/(「詳細はこちらをクリックしてください。」をクリックすると調査説明の詳細が開きます)。

Webアンケート回答リンク https://hst.netr.jp/ranshi2021/(こちらがアンケートのリンクです)。

また、卵子提供で子どもを持った人お二人へのインタビュー動画を事前に了解を得てYoutubeを公開している。こちらはどなたでもご自由にご覧ください。

「卵子提供で子供をもって育てている経験」https://youtu.be/epo2J0ciTvE

 

注1 竹下俊行 「わが国における卵子提供後分娩実態調査」『生殖補助医療により生まれた児の長期予後の検証と生殖補助医療技術の標準化に関する研究』平成24年度厚生労働科学研究費補助金(成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業) 分担研究報告書 2013年刊

注2 柘植あづみ 「ささやかな欲望を支える選択と責任——卵子提供で子どもをもつ理由」『思想』2019年5月号、岩波書店

文/柘植あづみ(明治学院大学教員)・小門穂(神戸薬科大学教員)・洪賢秀(明治学院大学研究員)

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