2021.12.17
# ライフ

「卵子提供」で子どもをもつと決めた“理由と悩み”

実態調査が必要

「卵子提供」によって妊娠し、出産した人たち

子どもが誕生すると「お父さんとお母さんのどっちに似ている」という質問を何度もなげかけられる。たわいのない質問に、緊張し、思い悩む人がいる。「卵子提供」によって妊娠し、出産した人たちである。

「卵子提供」とは、妊娠を望む人が、姉妹、友人あるいは他人から卵子の提供を受けて、夫やパートナーの精子と体外受精させ、その受精卵で妊娠する一連の方法を指す。出産した母親と生まれた子どもは、姉妹など肉親から提供されたとき以外は、遺伝的にはつながっていない。そのために、子どもと似ていない。

[PHOTO]iStock
 

卵子提供で子どもをもった事実を誰に話すかは、人それぞれだ。夫婦だけの秘密にするか、近しい人にはオープンにするかを決めるのも逡巡するだろう。でも、すべての人に事実を話すという人は多くはない。

父親似だと答えればすむし、夫婦の受精卵から生まれた子でもあまり似ていない赤ん坊もいるので、気にする必要はない。けれども、母親に似ていないと言われるたびに、卵子提供だとわかってしまうのではないか、生まれた子どもが大きくなったら疑問をもつのではないか、と思い悩むのである。

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