2022.01.07

メンタルの強い子の親が、「お仕置き」ではなく「しつけ」を重視するワケ

「お仕置き」、しちゃってませんか?
エイミー・モーリン プロフィール

お仕置きは、苦痛を与えるような制裁を加えることだ。お仕置きは失敗に焦点を当て、悪い行いを後悔させるのに役立つ。お仕置きには、体罰だけでなく、叫ぶ、ののしる、悪口を言う、といった口撃も含まれる。人前で子どもに恥をかかせるのも、お仕置きだ。

 

なぜお仕置きしようとするのか?

子どもにまつわる事件・事故のニュースが報じられると、ソーシャルメディアに、両親の「お粗末な子育て」を批判するコメントが殺到する。インターネットは、親を裁く公開討論会への招待状を人々に配っているかのようだ。

そして世の親は、「常に周囲からチェックされている」という気分に陥る。わが子がスーパーの真ん中で癇癪を起したら、みんなは自分のしつけをどう思うだろう? 切羽詰まった親は、時間をかけてわが子に自分を抑えるすべを教えるのではなく、どんな手を使ってでも子どもを抑えつけようとしてしまう。

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なぜ親たちがしつけよりお仕置きを好むのか、いくつか理由を挙げよう。

・お仕置きのほうが、親は手間がかからない。

お尻をたたくのには、20秒もかからない。でも、24時間スマホやゲーム機を取り上げたら、1日中子どもの相手をしなくてはならない。

 

・お仕置きのほうが、親は仕切れている気がする。

子どもをキッとにらむにしろ、たたくにしろ、行儀よくさせられたら、親は力を得た気分になれる。

・お仕置きのほうが、親の気が晴れる場合がある。

静かにしない子にイライラして叫ぶにしろ、スーパーで親に恥をかかせた子をたたくにしろ、親の気分はいくぶん晴れる。

では、「お仕置き」を受けた子どもはどうなってしまうのか。【後編】「「厳しい言葉」と「体罰」が子どもに与える「ヤバすぎる悪影響」、科学が証明していた…!」でお伝えする。

翻訳 長澤あかね

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