2022.01.07

メンタルの強い子の親が、「お仕置き」ではなく「しつけ」を重視するワケ

「お仕置き」、しちゃってませんか?
エイミー・モーリン プロフィール

悪いことをするたびに、両親はディランの好きなものを取り上げ、「“いい子”にできると証明できたら返してやる」と伝えている。でも、いい子の状態が長くは続かないから、何一つ返してもらえない。そんなわけで、いつの間にか特権をすべて取り上げられてしまった。

両親は、「これ以上悪さが直らないなら、さらに厳しいお仕置きをするため、体罰もやむを得ないかもしれない」と考えている。

ここでの問題点は、両親のしつけの方法が少し間違っている、ということだ。

・子どもには、ルールに従う動機がほとんどない。

両親は、ディランの物を取り上げたが、取り戻すためにすべきことを明確にしていない。だからディランは、あきらめている。

・両親が子どもを否定的に見ていることが、しつけにも影響している。

二人はディランに「悪い子」のレッテルを貼り、常に悪い行動を取る、と予測している。

 

しつけとお仕置きの違いとは?

私は毎日のように、セラピールームで親たちがこんなふうに言うのを耳にしている。「もう子どものしつけなんかできないわ」「世の中どうかしてる。子どもにお仕置きすると責められるなんて」。

今日の子どもたちの多くが十分なしつけを受けていない、という意見には私も賛成だ。ただし、子どもにお仕置きをすることは、問題の解決にはならない。適切なしつけをきちんとすべきなのだ。

しつけとお仕置きは別物だ。しつけは、子どもが将来に備えられるよう教えたり、訓練したりすること。次によりよい行動を取ることを教えるものだ。

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