2022.01.03

メンタルが強い子の親が、子育て中絶対に「しないこと」があった…!

必要なのは「失敗させる勇気」

【前編】「親に「失敗をさせてもらえなかった子ども」が、人生で抱える“4つのリスク”」では、「失敗をしたことのない子ども」が、どのようなリスクを抱えているかを見た。その実例が14歳のテイラーだ。母・マリアが過保護に育ててきたために、テイラーは、自分で「今トイレに行くべきか否か」を決めることもできなかったのである。

〔PHOTO〕iStock
 

子どもを自立させるための声がけ

マリアは、14歳のテイラーに今失敗を経験させなければ、ゆくゆくさらに大きな問題を抱えることを自覚し、子どもの日常生活を細かく管理するのをやめた。いっぽうテイラーは、母親の意見を聞かずに選択し、行動する訓練をした。

最初テイラーは、小さなことを決めるのにも苦労した。「ママ、このシャツかピンクのシャツ、どっちを着ればいいの?」と聞くのは、母親の意見を引き出すためだけでなく、承認してもらえないと、ささいなことを決める勇気も出ないためだった。マリアはこんなふうに答えることを学んだ。「どちらもいいと思うよ。あなたはどっちがいいと思う?」

テイラーには、「自分で決められるし、失敗しても立ち直れる」という自信をつける必要もあった。マリアは手を出すことをやめ、「あなたなら失敗に耐えられる」とテイラーを励ますことに心を注いだ。テイラーは生まれて初めて成績が少し下がり、とんでもない失敗もいくつかしでかしたけど、「何とか対応できる」と身をもって知ったし、失敗から学ぶこともできた。

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