自分の成功を定義しよう
「人の成功に嫉妬する習慣」をやめてメンタルを強くしたいなら、「自分の成功を定義する」ことが大切だ。自分が求めているものがわからないと、他人の成功に嫉妬しやすい。
うまくやっている誰かに嫉妬したら、「この人みたいになることが自分の幸せなのか?」と自問しよう。
仮にあなたが活躍しているアスリートに嫉妬しているとしよう。あなたは本当に朝から12時間もトレーニングがしたい? 厳しい食事制限もへっちゃら? 年々衰えていく運動能力におびえながら、プライベートを犠牲にしても競技に勝つのがあなたの幸せ?
アスリートほど極端でないにせよ、運だけでちゃっかり成功しているように見える同僚だって、時間とお金をかけて必死で努力しているかもしれないのだ。
ダンのケースでいえば、彼がご近所さんの成功に嫉妬するのをやめるためには、まず立ち止まって自分の人生を評価する必要があった。
ダンが自分の「成功の定義」を明らかにしてみると、家族との時間をもち、自分の価値観に従った子育てをすることだとわかった。ずっと嫉妬していたけれど、彼にとっての成功は、昇進でも新車でもなかったのだ。
