2021.12.17
# 日本株 # 東証

年末在庫一掃で「日本株」は下げムードか… 12月末に狙いたい「プロ厳選10銘柄」

岡村 友哉 プロフィール

日経平均だけ下げが突出した理由

先物に限らず、現物株も広く売られたわけだが、こちらも手持ちの株を売ったわけではなく「空売り」だったことが判明している。東京株式市場の実態を知っていただくために、以下のグラフを見ていただきたい。

日経平均と空売り比率

まだ「オミクロン」と名付けられる前、11月25日に南アフリカで変異型が確認されたニュースが世界中に伝わった。これを最初に反映したのが、11月26日の東京株式市場だった。

この日、日経平均株価は前日比175円安の2万9300円台で開始したあと、真っ逆さまに下落。終わってみると、日経平均株価の下落率は2.5%(前日比747円安)の2万8751円と、意外なほど新しい変異株に対してネガティブな反応を示した。

 

ここでも、取引時間の重なる他のアジア株指数と比べ、日経平均の下げは突出していた。一体なぜなのか? その答えは「東証空売り比率」の数値を見てもらうとイメージできるはずである。

東証は海外ヘッジファンドにとって“最も空売りしやすい市場”とされる。流動性が高い日経平均先物を売るのと同じように、空売り用の株を調達しやすい日本の現物株を空売り…こんな日のショートセルには最適な市場なのである。

オミクロン出現直後の11月26日、東証全体で空売り比率が51.5%という数値を付けている。この日の東証1部の売買代金は約3兆円あったが、約定した売り注文側の半分(1.5兆円以上)程度が空売りだったということだ。

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