2021.12.13
# 中国

習近平の大誤算…ついに中国で「資金流出」と「マイナス成長」が始まりそうなワケ

中国共産党も強い危機感を示す

中国共産党の危機感

最近、中国共産党政権は景気減速に危機感を強め始めたようだ。

景気の減速は社会心理の悪化に直結する問題だ。

足元で、習政権は具体的な対策をとり始めている。

例えば、部分的なデフォルトと認定された不動産大手の恒大集団では、共産党政権がリスク管理委員会を設置した。

その主な目的は、党主導で個人投資家が保有する“理財商品”(相対的に利回りの高いローンなどを組み入れた投資商品)の価値棄損を食い止めることだろう。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

ただ、そうした政権の取り組みにも拘らず、今後、中国では不動産業者などのデフォルトは増える恐れがある。

共産党政権は、個人投資家の保護をより重視しなければならなくなるだろう。

結果的に、米ドル建ての社債などを保有する海外債権者への元利金支払いが、中国国内の個人投資家に劣後するリスクが高まっている。

少し長めに考えると、中国の金融市場から海外に流出する資金は増えるだろう。

インフラ投資などの景気支援策が強化されたとしても、景気の持ち直しは容易ではない。

さらに、共産党政権は民間のIT先端企業などへの締め付けも強めている。

状況によっては中国経済の成長率がマイナスに落ち込む景気失速も排除できない。

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