「寅、千里を走る」

来年のテーマとしては引き続き通信量の増大を背景に、半導体や電子部品などのハイテク株が優位と見る向きは多い。また、再生エネルギー、EVなどの環境関連、さらには経済再開関連にも関心が高い。
2021年は2月以降、日経平均の3万円が常に上値を抑えてきた。22年は3万円の定着から上値を試すことが出来るかが最大のポイントになる。
22年は「千里を走る」といわれる寅年だが、実際の値動きは芳しくはない。東証再開後の寅年は上昇1回、下落5回と十二支別ではただ一つ負け越し。年間平均上昇率も2%弱にとどまっている。
過去の芳しくないジンクスを打破できるかは、岸田内閣の経済成長策にかかっているようにも思えるのだが……。