2021.12.15
# 東証 # 日銀

どちらも波乱続きだが、「米国株」より「日本株」を海外投資家が“圧倒的に冷ややか”に見てる理由

和島 英樹 プロフィール

海外勢が日本株を見直すには?

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日経平均が今年、年初来安値を付けたのは8月20日の2万7030円。この直前に発表された日本の4~6月のGDP成長率(速報値)は1.3%。米国の6.5%、欧州の8.3%に比べて極端に低い。

新型コロナからの再開が進む欧米に対し、日本が遅れていることが主因で、外国人投資家は成長率の低い国の株式を売るという行動に出たものとみられる。なお、日本の7~9月期のGDP成長率はマイナス3.6%だった。

 

海外勢が日本株を見直すには、まず、コロナ禍からの経済再開が必要に思える。ワクチン接種証明を活用した旅行などレジャーの促進や、劇場・スポーツ観戦などの入場制限の撤廃。政府が後押しする格好でのレストランや居酒屋への支援。政府としては支出を最小限に、経済を活性化させることが出来る分野でもある。

短期的に見れば、株式市場は戻りを試すことも想定される。売り主体だった外国人投資家がクリスマス休暇に入っているためだ。

また、12月に株式の新規上場が33社というIPOラッシュが需給に響いている面もあるが、年内には一巡する。11月中旬までに発表された企業決算は想定よりも良好で、外部環境が落ち着けば見直し余地は大きい。

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