2021.12.11

文在寅が“隠蔽”する「不都合な真実」…いま韓国で起きている「本当にヤバすぎる現実」

武藤 正敏 プロフィール

並々ならぬ執着

朴氏を引き継いで韓国経済を発展の軌道にのせたのは全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領である。

同氏は大統領就任時経済成長率マイナス4.8%、物価上昇率42.3%、貿易赤字44億ドルと非常事態にあった韓国経済を立て直した。そして退任時には、経済成長率12.8%、物価上昇率0.5%、国民1人当たりGNP3098ドルという経済を作り上げ、88年ソウルオリンピックの招致にも成功した。そして任期の年を終えると約束通り後任に道を譲った。これは民主的政権交代のはしりである。

全斗煥元大統領
 

それでも文在寅氏は、全元大統領を軍事クーデターの首謀者、光州民主化運動の弾圧者としてその業績を否定し、同氏の死亡に際しても元大統領としての礼遇は行わなかった。その後の保守系大統領についても、李明博氏、朴槿恵氏は依然収監されたままである。

このように文在寅氏は、保守系大統領を執拗に攻撃した。その反面、自分が収監されることを極端に警戒し、高位公職者犯罪捜査処を新設、検察の捜査権を奪うとともに、同処の人事を通じて文政権の周辺に捜査が及ばないような検察改革を行った。

さらに、来年の3月9日に行われる大統領選挙に向けては、保守系候補の尹錫悦氏の検事総長としての職権乱用などをしきりに追求し、与党系の李在明氏の不動産疑惑の捜査を回避する動きを見せており、革新系による政権維持に並々ならぬ執着を見せている。

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