安倍晋三元首相は、なぜ壮絶な「岸田いじめ」を続けるのか その理由を暴露する

権力の中枢はかくも恐ろしい

永田町雀が注目する安倍・岸田の「冷戦関係」の実態とは何か。前編(岸田総理が「法王」安倍晋三から受けている「陰湿ないじめ」の中身)に続き、その内実を明かそう。

人事の失敗への怒り

このパーティーで、自民党リベラル派を代表する岸田首相に念を押すように、安倍氏はこう発言した。

「軍事力を背景に一方的に現状変更の試みを続けているが、沖縄県の尖閣諸島を私たちの手で守り抜いていく決意を見誤らないでもらいたい」

ここでわざわざ中国批判を展開したのは、紛れもなく、岸田に対する「圧力」である。

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振り返れば、岸田内閣の組閣直後、安倍元首相は党内外の各方面に連絡を入れ、側近の猟官運動の失敗への怒りを隠さなかった。

自民党の「法王」とも言うべき重鎮の安倍元首相は、当然の権利と言わんばかりに「萩生田光一官房長官、高市早苗幹事長」を推したが、岸田首相はそれを無視したのだ。

別の全国紙政治部記者が補足する。
「そもそも、安倍氏が自民党総裁選で全面支援したのは岸田氏ではなく、高市早苗政調会長です。その理由は『自民党のリベラル化に疑問を抱く保守派が増えている』『保守政党としての姿を国民に示す必要がある』というものでした。つまり、リベラル系の岸田氏ではダメだということです。岸田氏サイドには『最大派閥だから敬意を示すけど、あなたは高市氏を応援しましたよね』との遺恨が残っている」

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