生理がつらくて「ミレーナ」を着けた女性たちの声…「避妊のため」だけじゃない

「新しい選択肢」を増やしていた

多くの女性にとって、新しい選択肢

ドラッグストアの一角に並ぶコンドーム。コロナ禍以前にはインバウンド効果で、外国人観光客が日本製の薄いコンドームを爆買いする姿もよく見られた。

このように日本では避妊法として、男性主体のコンドームが主流であり、価格もリーズナブルで種類も豊富である。しかし着用時のトラブルや、避妊を拒む男性によって望まざる妊娠を強いられてしまった女性も少なくない。

これまで、女性が自発的にできる避妊法は服用タイプの経口避妊薬のピルが主流だった。しかし、今年6月にタレントの益若つばささんが子宮内避妊器具のミレーナを着用していることを公表した後、SNSでは利用者の女性の声も散見された。

益若さんが着用を公表した際には、避妊目的という部分だけが注目され、彼女に批判が相次いだ。しかし緊急経口避妊薬(アフターピル)の薬局販売の認可が進まない日本では、望まない妊娠を防ぎ、さらには女性自身が生きるうえでの選択肢として、ミレーナを着ける道も考えられるのではないだろうか。

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一体、ミレーナとは何なのか?

そもそもミレーナとは何なのだろうか? 女性たちの間で関心が集まる中で、実際にミレーナを扱っているはなおかレディースクリニックの花岡正智先生に、話を聞いた。

「ミレーナとは、3cm程度の大きさの器具で、子宮内に常に入れておくことで月経の痛みを抑え、月経の量を減らします。これはミレーナから放出される黄体ホルモンの働きによるものです。また着床を防ぐ働きがあるため、避妊効果もあります」

つまり子宮内に挿入するタイプの避妊器具であり、使用するには医師の診察が必要となる。婦人科医に診てもらわなければならないともなると、一見、手間がかかるように感じるが、ミレーナは一度装着すると5年間という長い期間、避妊だけではなく、生理痛で辛い月経困難症などの症状にも効果がある。

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