2021.12.13
# 週刊現代

人生に絶望した、IQ130超えの「天才たち」の、その後の人生

自分なりの人生をみつけるまで

学歴社会のなかで「IQが高い」と聞くと、将来の人生は大きく開花しそうに思えるが実はそうもいかないこともある。天才少年たちのそうした苦悩を前編の「空気が読めず、心を病み…IQ130超えの「天才少年」たちが歩んだ、その後の人生」でお伝えしたが、後編では、そんな彼らたちが幸せをつかむまでをお伝えする。

トラック運転手の道へ

社会福祉法人「ぽぽんがぽん」に勤める竹中辰也さんは、IQ130を超える頭脳をもち、神童と呼ばれていたが、周囲に馴染めず先生や同級生からも理解されない孤独な少年時代を過ごしていたという。

なんとか大学まで卒業したものの、「空気を読む力」が試される就職試験では苦戦する。辛うじてスーツ販売会社に入ったが、従属を求める店長とあわず、ストレスで皮膚がボロボロになった。

会社を辞め、失業手当を受け取りながら、竹中さんは2年間にわたり引きこもった。

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そんな日々のなか、現在の仕事に出会い、自分と同じように苦しむ若者たちの支援に生きがいを見出すようになる。

「学校にも行けない、仕事も続かない。ずっと自分を責め続けてきた人生でした。そんな経験があるから、同じような若者の苦しみをわかってあげられると感じています」

社会と折り合いを付け、現在は自身の才能とは無縁の仕事に就いているギフテッドもいる。

千葉県在住の佐藤和俊さんは、'98年、高校2年生のとき、日本で初めて「飛び級制度」を利用して千葉大学工学部に入学を果たした。

「小さい頃から、『なんで空は青いのか』『どうして飛行機は落ちないのか』とか、そんなことばかり考えている子供でした」

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