2021.12.13
# 週刊現代

空気が読めず、心を病み…IQ130超えの「天才少年」たちの「苦悩と絶望」

いいことばかりではない

「栴檀は双葉より芳し」というが、人一倍芳しかった双葉が、社会によってその芽を摘み取られ、消えていってしまうことも少なくない。本物の天才たちには、彼らにしかわからない苦悩がある。

まず、学校で苦しむ

11月1日、文部科学省で「ギフテッド支援のための有識者会議」が開催された。
ギフテッド—。幼くして、周囲から遥かに突出した才能を発揮する子供を指す言葉だ。神から才能(ギフト)を授かった子。日本語でいうところの「神童」に近い。

〈4歳で進化論を理解した〉〈5歳で車の専門誌を読破し、エンジンなどの機構を把握〉〈6歳で初めてピアノを弾いた瞬間から、聞いた音を完全再現することができた〉

同会議の報告書には、驚異的な才能の数々が列挙されている。

これほどの能力があれば、人生は順風満帆で何不自由なく送ることができるように思える。だが、ことはそう簡単ではない。

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「ギフテッドが学校に入った途端、画一的な教育システムのなかで苦しみ、能力を発揮できなくなるケースがあまりに多い」

こう語るのは、どんぐり発達クリニック院長の宮尾益知氏だ。

「多くのギフテッドは、自分の能力に比して進みの遅い授業に退屈し、平気で先生の悪口を言ってしまうようなところがある。そのため、先生に疎まれ、叱られ続けて学校にいけなくなってしまう」

前出の有識者会議の主眼も、ギフテッドの才能が潰れていくことを、「国家の損失」として捉え、改革を促すことにある。

ギフテッドたちは、いったいどのような人生を歩んでいるのか。

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