2021.12.11

最悪の場合は死に至る…12月に「やってはいけない」危ない風呂の入り方

「恐怖の12月」に備える
週刊現代 プロフィール

これにより、血圧が変動する幅が大きくなってしまう。さらに、寒さで冷え切った身体を温めるためについつい長風呂をしてしまうと、浴室熱中症に陥る危険性も高まる。

もう一つの理由は、新型コロナウイルス感染対策として、常にマスクを着ける生活スタイルが浸透したことだ。

人間の水分量は、冬季は湿度が下がるため、夏季に比べて5%ほど少なくなる。これに加え、マスクを着けていることで「隠れ脱水」という症状が進む。

「脱水の症状には、のどの渇きや唇の乾燥により気が付きます。しかし、マスクをしていると、口の周りの湿度は高くなるため、身体が脱水を起こしていても自覚しにくくなるのです。

 

体内の水分量が足りなければ、血の流れが悪くなるため、血管が詰まりやすくなります。急な血圧変動で脳・心筋梗塞が起こる確率が高まるのです。また、脱水状態に陥ると熱中症の症状が進行しやすくなるので、こちらも注意しなくてはいけません」(前出・早坂氏)

新型コロナウイルスの感染者数が減少しているため、寒くなる時期に合わせて遠出し、温泉を楽しもうと計画している人も多いだろう。だが、この行楽ムードも、浴室事故の増加に拍車をかけると考えられている。普段とは違う温度や環境の温泉に入浴することにも、危険が伴うからだ。

寒い冬の風呂の入り方、入浴の方法は完璧でも、温泉や室内との温度差、運動直後の場合など、気をつけるべき点はまだまだある。その備えを後編の「あなたの寿命を縮める「お風呂と温泉」…寒い時期のこの入り方、実はとても危険です」で専門家が解説する。

『週刊現代』2021年12月4日号より

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