2021.12.10
# ライフ

持ち家を「二世帯住宅」に建てかえて、家庭が崩壊した78歳の「夫婦の悲劇」

義母と妻のバトル勃発、そして…

自慢の息子に可愛い孫、そして広い家—。

これが理想の老後というやつか。広島県の大木健司さん(現在78歳・仮名)は、ご満悦だった。

大木さん夫妻が、一人っ子だった息子一家と二世帯住宅を建てることにしたのは、8年前だ。

「県外にいた長男が転勤で実家の近くへ戻ることになり、それならと提案しました。費用は半額以上こちらが負担しましたが、子や孫と一緒に住めるなら安いもの。もし私や妻に何か起きても安心だし、将来、家で介護してもらえると思って」

もとあった家をほぼ全て取り壊し、ご近所も目を見張る豪邸が完成した。門扉にかかった2つの表札を眺めては、大木さんは幸せを噛み締めた。

Photo by iStovkPhoto by iStovk
 

だが2年ほど過ぎて、大問題が浮上してきた。妻と嫁の諍い、つまり嫁姑問題の勃発だ。

「最初は、小学校に上がる孫を塾に通わせるかどうかで食い違った。もともと長男夫婦は共働きでしたが、嫁さんが忙しくなって妻の家事負担が増えたことも重なりました。そのうち、『テレビの音量が大きすぎる』とか『夜中に掃除するな』といった些細なことで口論するようになりました」

いがみ合う二人に大木さんも長男も圧倒され、仲裁すらできない。そのうち、「あんたはお母さんの味方ばっかり」と、嫁が長男に三行半を突きつけ、孫を連れて出て行ってしまった。

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