「定年」からでも間に合う! 老後資産のシミュレーション

「定年」からでも間に合う老後の資産運用(1)
定年退職を間近に控えると、老後の生活が現実味を帯びてきます。将来を楽観視できる要素を見つけるのが難しくなってきている今、「60歳からをそこそこ働きそこそこ楽しむ」ための資産運用を考えてみませんか? 定年間際の方にこそ読んでほしい『「定年」からでも間に合う老後の資産運用』から使える知識をピックアップ!

家計管理と資産運用が100パーセント完璧でなくてもいい

老後マネーを考える上で大切な3つの柱があります。

1つは支出減少(節約)、2つ目は収入増加(稼ぐ期間の延長なども)、そして最後が投資を含む資産の置き場所の研究(資産運用)です。

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節約と稼ぐ、これがどちらもうまくいっていれば、家計は回りますよね。そこに投資も加えて考えると、この3つのうち、どれか2つがうまくいき、どれか1つがうまくいかなかったとしても、あるいはいずれも平均点程度であっても、問題は少ないのです。

2つが90点くらいを取れていて、残り1つが取り組めていないという人でお金に困っている人を、私は見たことがありません。また同じく、突出して稼げたり節約できたりするわけではないものの、3つの要素にまんべんなく取り組み、平均点を取れている人も同じく、お金に困っている人を見たことがありません。

すべてで100点を取る必要はありません。3つが平均点、あるいはどれか2つが90点を取れればOKなのです。

たとえば、節約が苦手な人なら70歳ごろまで働く期間を延ばし、累積の収入を増やし、余力を投資に回し、この2つで90点を目指す。退職後あまり働きたくない人なら、節約と投資に力を入れてもいいでしょう。

極端に言えば、亡くなるその時までに資産と収支の帳尻が合っていれば問題がない。これくらいの長い目線でとらえることも大切な視点です。

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