2021.12.20
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「健康経営」を通じて従業員の“Well-being”を高める取り組み

企業を強くする「ウェルビーイング」セミナー

「仕事の意味付け」は変えることができる

最後に、これから私たちが目指すこと、成し遂げたいことについてご説明したいと思います。

ここまで「Well-being」が必要な理由についてご説明してきましたが、一方で、メンタルヘルスの不調という、思考と感情、行動が一致せず心の支えを必要とされている方々が増えていることも事実です。特に社員50人未満の企業においては、ストレスチェックが義務化されていないこともあり、従業員の皆さまの心の対策が必要だと感じていました。

そこで私たちは、中小企業の皆さまにも、従業員の皆さま個人がご自身の心の状態を把握できるセルフケアや、上司を通じたラインケア、さらには産業医や保健師など医療の専門家の力を借りながら心の不調を未然に防止する、あるいは不調からの回復を図る「産業医プログラム」のご提供を開始いたしました。

具体的には、保健師によるストレスチェックの実施支援、産業医の選任サポートをさせていただいております。これにより多くの働く皆さまの一助になりたいと考えております。

さて、今後、AIの活用やSociety5.0という時代を迎えて、私たちに突きつけられた大きな課題は、物質的な不足などではなく「意味の喪失」というものです。

人生100年時代というように、私たちの1日の労働時間は短くなるものの、70歳、75歳と、より長い期間働く必要のある時代を迎えています。この労働がもしも、働きがいや意味の無いものであれば、せっかくの人生100年時代も苦痛の時間が増えるだけになってしまいます。

私たちは、心理学者アブラハム・マズローの「欲求段階説」に基づいて、働く皆さまに次のようなアンケートを取らせていただきました。働くことの意味付けは様々ですが、皆さんにとって、働く意識として最も近いものはどれに当たりますか、という質問です。

・私は、生活の糧として働いている(生理的欲求・安全欲求)
・私は、職場の人間関係に支えられている(社会的欲求)
・私は、上司や同僚、取引先、お客さまから認められたい(承認欲求)
・私は、仕事を通じて、自らの能力を高めたい、極めたい(自己実現欲求)
・仕事を通じて社会に貢献したい(自己超越欲求)

社員8000名のある企業のデータを見ると、約50%の方々は「生活の糧として働いている」というお答えでしたが、私はこれを決して否定するつもりはございません。

フランスのマクロン大統領も著書の中で「私たちは働くことで生活し、子供たちを教育し、自分の存在を活かし、学び、他者と関係を結ぶことができる」、また「仕事こそが自分の置かれている境遇から抜け出すことを可能にし、社会の中で、自分の居場所を作ってくれる」と述べています。

ただ、ここで私が強調したいのは、年代によって徐々に増える、「仕事を通じて社会に貢献したい」というブルーの領域の割合の変化です。男性20代では12%、30代で13%、40代で19%、50代以上になると23%と、増えていきます。女性も同様に、年代を経るに連れてこの割合が増えているのが分かります。

つまり私たちは、年齢や経験、自己の成長によって新たに、働く動機付け、意味付けを得ることができるということです。心の火は、点く人、点かない人に分かれるのではなく、心の有り様や考え方の成長によって変わっていく、ということなのです。