2021.12.13
# カード

街金もクレジットカードも使えない…年収200万円42歳、信用ゼロの「金融ブラック」男性がすがった“最後の砦”

秋山 謙一郎 プロフィール

金券27万円分を小分けにして購入

「僕、明後日、支払いがあるんです」

取材中、彼は記者にこう告げる。そこで彼に実際にキャリア決済枠の現金化の一連の手順を見せてもらうことにした。

[PHOTO]iStock

まずスマホを取り出す。そして彼はキャリア決済枠9万円分の額面を、そのままキャリア会社発行のプリペイド型クレジットカードに振り込むというか購入する。

この作業を1台、2台……、と3台分、3回繰り返す。締めて27万円の利用料金だ。

そして大手ショッピングサイトにアクセス、金券27万円分を、2万円、3万と小分けにしてプリペイド型のクレジットカードで購入した。小分けにする理由は、「あまりたくさんの金券を同時に購入するとすぐに(購入した金券を)送ってくれないから」だそう。

待つこと2時間、彼のメールアドレスに27万円分の金券が届いた。すかさず彼は、慣れた手つきで金券の現金化業者へとアクセスする。

「買取業者はググって探しました。この手の業者には、よく詐欺にあったとかネットではそんな話もあります。でも、僕はそういう経験はありません」

 

話している途中、買取業者からは79%の買取案が提示されたメール届く。打診メールを送ってから3分程度の話だ。自社HPでは90%以上の買取額を標榜する業者ではあるものの、あいにくこの日のレートは業者の謳い文句よりも11%低い79%だった。

9万円分の金券で「7万1100円」の振り込みというオファーだった。彼がそれを承諾するメールを発信。すぐに買取業者から受付完了のメールが届いた。

それから1時間後、彼の銀行口座には、7万1100円が振り込まれていた。振り込み後、10分程度後に買取業者から「振込完了」のメールが送られてきた。

彼がスマホを取り出してから4時間後――、こうして、たしかに7万1100円の現金が調達できた。更に彼は、帰宅後、この一連の作業を繰り返し、残り20万円分の金券を現金化するのだそうだ。

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