プロ野球「オーナー企業」の浮沈に見る日本経済のある断面

スワローズはなぜヤクルトのものに?

プロ野球チームの親会社

東京ヤクルトスワローズが日本シリーズを制して、今年のプロ野球も終わった。

現在のプロ野球は2リーグ、12球団で構成されている。その親会社の業種別に分類すると、こうなる。

【鉄道】
阪神タイガース
埼玉西武ライオンズ

【新聞】
読売ジャイアンツ
中日ドラゴンズ

【食品】
東京ヤクルトスワローズ
千葉ロッテマリーンズ
北海道日本ハムファイターズ

【IT】
横浜DeNAベイスターズ
福岡ソフトバンクホークス
東北楽天ゴールデンイーグルス

【金融】
オリックスバファローズ

【市民球団(松田家)】
広島東洋カープ

いずれも大企業ではあるが、メガバンクや電機、自動車などの財界中枢の企業はない(マツダはカープの株主ではあるが、親会社ではない)。

 

最初は7球団、鉄道と新聞だけ

現在の日本野球機構(NPB)につながる日本のプロ野球の歴史は、1935年に始まる。1936年に結成された日本職業野球連盟に加盟したのは、以下の7球団で、鉄道会社と新聞社が親会社だった。

【鉄道会社】
大阪タイガース(阪神電鉄)
阪急軍(阪急電鉄)
東京セネタース(西武鉄道)

【新聞社】
東京巨人軍(読売新聞)
名古屋軍(新愛知新聞)
名古屋金鯱軍(名古屋新聞)
大東京軍(国民新聞)

東京セネタースは、現在の埼玉西武ライオンズの前身というわけではない。また、この時点では東京巨人軍は厳密には読売新聞のものではない。

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