ジュクコという名前の人気ブロガーであり、予約が取りづらい東大卒プロ家庭教師の長谷川智也さんが『中学受験 自走モードにするために親ができること』(講談社)という本を上梓し、話題となっている。

本書は年々加熱 している中学受験に関して2500を超える家庭を実際に見てきた著者が、「どう“戦えば”わが子を希望の学校へ合格させられるか」「そもそも中学受験するべきなのか」などへのヒントを凝縮させたもの。今まさに受験に向かっている家庭、これから考えたい家庭には大きな救いになりうる一冊だ。

刊行を記念して、本書より数回に分けて、中学受験に必要な家庭でのポイントやコツを一部抜粋・改編して掲載していく。
第5回は「受験直前期に注意したいこと、陥りがちな悩み」について。この時期だからこそ気を付けておきたい注意点やトラブル、悩みは多い。ぜひ参考にしてほしい。

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併願校はどうやって決めればいいですか?

併願校をどう決めるかは大切な戦略の一つPhoto by iStock

併願校の決め方について、受験前のこの時期にはよく質問を受けます。
僕からのアドバイスとしては、塾や受験雑誌でもよくいわれることだと思いますが「合格」を1つ、入試期間の早めに取っておくと良いです。

この学校は受かっても行かないだろうと思っても、「合格が1個ある」という事実は、想像以上に小学生のメンタルを支えてくれます。戦い通すために必要な、心理戦略だと考えてください。
「合格1」のために、併願計画には、その子のおよその偏差値からマイナス10、少なくともマイナス5に属する学校の受験を、早めに設定しておくこと。「家庭では、偏差値は気にしないで」と何度か言っていますが、併願計画を決めるときだけは参考値として使えます。
もし1月受験などで早い受験で不合格だった場合は、2月の併願計画の再考をすれば良い。現実的にレベルを下げた方がいいので、冷静な判断材料になります。