カツオを盗み続けた男たちが次々に逮捕…大漁港・焼津が揺れた“大事件”のヤバい実態

カツオを盗んだ男たちの挽歌
週刊現代 プロフィール

皆が口を閉ざす

今回、立件されたのは約4トン分だが、当然ながらこれは氷山の一角である。吉田被告らは'18年頃から窃盗を続けていた。

しかも、11月29日に焼津漁協が県に提出した調査報告書によると、吉田被告とは別の職員らが、'08年頃から少なくとも3年間はカツオの抜き取り行為を繰り返していた。

さらに数十年前から漁港の職員が、抜き取った魚を加工会社に渡して現金を受け取り、社員旅行での遊興費や飲み会の費用に充てていたことも明らかになった。この事件の闇は想像以上に深い。

 

「毎回10トンが消えたとしても、船主ははっきりしたことはなかなか分からない。そこにつけ込んだ。

現在、被害が判明しているのは、日本有数の大手で管理体制がきちんとしている極洋水産だけです。

ですが、他にも中小の船主さんが何年にもわたって被害に遭っているのは確実でしょう。関係者の間では被害総額は億単位と言われていますよ」(地元の水産業者)

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