カツオを盗み続けた男たちが次々に逮捕…大漁港・焼津が揺れた“大事件”のヤバい実態

カツオを盗んだ男たちの挽歌
週刊現代 プロフィール

このカツオ盗難事件は、衝撃的な展開を迎える。

焼津署は10月12日に業者と共謀していたとして、焼津漁協職員・吉田稔被告(40歳)を逮捕。さらに同月27日には「K社」元社長・進藤一男被告(60歳)と30代の漁協職員BとCも逮捕した。

なんとカツオ盗難をめぐって7人もの逮捕者が出たのだ。

「主犯は漁協職員の吉田被告と水産加工会社社長だった進藤被告の2人です。吉田被告は係長の役職で、カツオのセリを現場で仕切る立場にありました。BとCは計量担当でした。

犯行の手口はシンプルです。極洋水産が港で水揚げしたカツオの一部を、吉田被告の指示を受けたBやCらが計量せずに共犯の運送会社に引き渡す。それをK社の所有と偽って民間の冷凍倉庫に入庫していたわけです」(全国紙地元記者)

 

吉田被告らにはK社から「1回につき10万円程度」の現金が渡されていたとされる。焼津漁港を利用する船主はこう憤る。

「漁師が命を張って獲った魚を盗んだヤツには誰がどう考えても腹が立つ。漁師は魚の目方だけが自分の腕の証しなんだよ。我々の目が届かない計量の段階で誤魔化されるとまるで分からない。

枕崎漁港(鹿児島県)では360トンだったものが、焼津に来ると350トンに不思議と減ってしまうということは以前から仲間内でもよく言われていた。それでも焼津に水揚げするのは、大漁港で大量の魚をさばけるからだよ」

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