カツオを盗み続けた男たちが次々に逮捕…大漁港・焼津が揺れた“大事件”のヤバい実態

カツオを盗んだ男たちの挽歌

日本屈指の水揚げ基地である焼津漁港を訪れると、どんよりした雰囲気を感じざるをえなかった。長年にわたってカツオが横流しされ、7人もの逮捕者が出たのだ。簡単に解決できるとは到底思えない。発売中の『週刊現代』が特集する。

昔から噂になっていた

「今回の冷凍カツオ盗難事件について、漁業関係者の大半が『このままでは終わらない』と考えています。20年以上もバレずに、市場でカツオが抜き取られていたんですよ。しかも組織ぐるみで大量に。これは普通の状況ではありません」(地元の水産加工会社幹部)

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人口約14万人の静岡県焼津市にある焼津漁港は、'16年から5年連続で日本一の水揚げ額を誇る。この「遠洋漁業の町」が揺れに揺れている。漁港周辺の飲食店では、カツオについて自由に会話ができない状況にある。

事の発端は、10月7日。静岡県警焼津署が市内にある水産加工会社「カネシンJKS」(以下・K社)の常務・奥山善行被告(47歳)と運送会社「焼津港湾」社員2人、計3人を逮捕したことだ。

容疑は窃盗。今年4月に大手水産会社「極洋水産」が水揚げした約4トンの冷凍カツオ(74万円分)を市場から盗んでいた。

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