民家のセキュリティが厳重で不安に

南米ペルーには祖母のように多くの日本人が移民として住んでいたが、今でもその名残りで日系ペルー人が多く住んでいる。

世界一周中にアメリカのダラス経由でペルーの首都リマに到着して、ガイドブックに載っている日本人宿を探しているとギョッとしてしまった。殆どの民家の塀は高さが3メートル位あり、その上には有刺鉄線が張られ、分厚い扉は二重に鍵がかかるようになっている。  

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これまで旅したカナダやオーストラリア、ニュージーランドなどは治安が比較的良く鍵をかけない人も多くいたが、この厳重ぶりは世界でも類を見ないレベルだ。

そのときの南米の治安は、よろしくなかった。ブラジルやアルゼンチンなどに比べるとペルーは比較的良さそうなイメージだが、実際にリマの街を歩くと、場所にもよるが物騒な雰囲気に身震いするほどだった。

ペルー人口の3分の1が集まっている首都リマは人が多く、とても賑やかですが、静かな場所を観光したいという人にはリマ近郊にある海の見えるスポットがおすすめ。写真提供/歩りえこ

でもナスカの地上絵とマチュピチュ遺跡、クスコ、チチカカ湖などの見どころが豊富なので人生で一度は行ってみて欲しい魅力に溢れた国だ

有刺鉄線が張り巡らされた民家ばかりを目にしていると、まるで「めぞん一刻」のような雰囲気の民家が目に飛び込んできた。

なんなんだ、この昭和感は……。インターホンを押すと宿のご主人がドアを開けに来てくれた。

ご主人は彫りが深い男性でペルー人らしいのだが、なんだか日本人みたいな奥ゆかしい雰囲気の持ち主。それもそのはず、奥様が日本人だという。

マチュピチュはペルーの山奥に位置し、バスや鉄道を乗り継いで向かう。ビスタドーム(Vistadome)という展望列車に乗って行くのが一般的だ。写真提供/歩りえこ