30年前、日本は世界のトップだった
世界の時価総額ランキングを見ると、1980年代末には、銀行などの日本企業が上位を独占していた。アメリカ企業より上位にあった。日本は世界一だった。韓国企業など見る影もなかった。
しかし、これはバブルによるものだった。それが崩壊したあと、何も残らなかった。しかも、日本は、経済を立て直す努力をしなかった。
その間に世界が大きく変わった。アメリカがIT革命を実現して、新しい経済に向けて目覚ましく発展した。中国も驚異的な発展を遂げた。そして、韓国も実力をつけた。
日本が停滞状態に陥っていた間に、こうした変化が起きた。その結果が、いま現われているのだ。