2021.12.12
# 読書

小中高生の間で「ミステリーブーム」が起こっていた…!? 学校読書調査から見える“10代に人気の本”

毎日新聞社と全国学校図書館協議会(全国SLA)が全国の小中高生を対象に毎年実施している「学校読書調査」の結果が「学校図書館」2021年11月号(全国学校図書館協議会)に発表された。

昨年2020年は新型コロナウイルス流行に伴う休校や時間差登校、図書館利用の制限などがあったことを踏まえて実施されなかったため、2019年以来2年ぶりの調査となった。

おそらく多くの人が気にするのは、コロナ禍によって読書傾向は変わったのか? という点や、最近の子どもは何を読んでいるのか? といった点だろう。

それぞれ見ていきたいが、後者に関しては2019年までとは集計方法を変えたため、コロナで傾向が変わったのか、集計方法を変えたことによる変化なのか見えづらいものがある。詳しくは後述するとして、まずはコロナ禍によって読書傾向が変わったのかから見ていこう。

 

書籍の平均読書冊数は過去最高を更新したが……

毎年5月1か月間の読書冊数を尋ねる質問では、小学生12.7冊、中学生5.3冊、高校生1.6冊となり、2000年代以降続いている増加傾向は変わらず、小中学生は調査開始以来、過去最高の冊数となった(グラフはいずれも各年の学校読書調査に基づいて作成)。

また、不読率(読書冊数0冊回答者の割合)は小学生5.5%、中学生10.1%、高校生49.8%となり、こちらも2000年代以降続いている低下傾向、歴史的な低水準は続いており、中学生は過去最低(もっとも本を読む人の割合が高い状態)となった。

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