「ぜんぶ国交省のせいにしろ!」岸田官邸が覆い隠す国際線「予約停止」撤回の真相

はじめからすべて知っていた

「官邸には11月29日の時点で、国交省から『国際線の新規予約を中止する』との連絡が入っていた。国交省が官邸に報告せずに勝手にやったというのは大嘘ですよ。岸田政権批判を避けるために、国交省航空局に責任を押し付けたというのが真相です」

こう証言するのは官邸スタッフである。

Photo by GettyImages
 
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オミクロン株の発生を受け、政府は日本着の国際線の新規予約を11月29日にいったん停止したが、3日後に朝令暮改で撤回した。

岸田首相は12月2日朝、「混乱を招いてしまった。国交省に邦人の帰国需要にもっと配慮するよう指示した」と発言した。国交省は同日、新規予約停止の撤回を決めることになる。

「松野官房長官は、国交省が新規予約停止の要請をしていたことを1日夕方の会議で初めて知らされたと主張しています。『国民生活に大きな影響を与える』として要請の見直しを国交省に指示したと記者団に説明した。岸田首相に至っては、1日夜に事後報告を受けたということになっている。しかし、海外在留邦人の安全にかかわる重大事を官邸に一言も相談せず、国交省だけの判断で行うことなど、霞が関官僚の常識からしてあり得ない。29日にの時点で、国交省から官邸に連絡が入っていたのです」

と先のスタッフは明かす。

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