2021.12.06
# 韓国

韓国、ここへきて「高齢者の貧困状況」が「先進国で最悪」になっている理由

何が起きているのか

高齢者の貧困が深刻

OECDの調査(OECD Data,Poverty Rate)によると、加盟国の中で韓国の高齢者の相対的な貧困率は1位になっている。

公的年金の成熟度が低いことなどもあり、韓国の高齢者の生活環境は厳しいものになっているようだ。

そのため、働かなければならない高齢者は増えており、韓国の高齢者の雇用率も上昇しているようだ。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

今後、韓国の高齢者の問題は一段と深刻化することが考えられる。

韓国の高齢者貧困問題の背景には、公的年金制度の成熟度などのほか雇用や所得などの経済格差拡大の影響がありそうだ。

韓国は財閥系企業の事業運営体制を優先的に強化することで、輸出主導の経済運営を進め経済成長を実現した。

それはマクロ経済の安定には重要だ。

しかし、その恩恵が国民全体にいきわたる環境を整備することは難しい。

また、労働組合などを支持基盤とする文在寅(ムン・ジェイン)大統領が最低賃金を引き上げた結果、韓国国内では企業の経営体力が奪われ、雇用・所得環境は不安定化した。

ここへ来て、新型コロナウイルスの感染再拡大によって高齢者の生活環境は一段と厳しさを増しているとみられる。

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