社命に忠実に働くより自由気ままに働いたほうが成果が上がる、意外な理由

楽天大学学長と新規事業家が語り合う

「何となく会社で評価されていないようだ」。そう悩むあなたは、自分に向いた働き方を知らないだけでは? 「社命」ばかり気にせず、目の前のお客さんに喜んでもらおう。それを嬉しいと感じられたら、あなたはピカピカの人材=「仕事のプロ」候補だ。「社命」か「使命」か。どうせなら「使命」で働くカッコいい人になりませんか?

そんな読後感が魅力の新刊『「組織のネコ」という働き方』を書いたのは、楽天の創業期に入社し、楽天大学を作った仲山進也氏。組織で働く人を、

◆「組織のイヌ」:飼い主に忠実なイヌのように、会社の指示命令に従順な人。自分の意志よりも社命を優先して行動するタイプ
◆「組織のネコ」:組織には属していても、ネコのように自由気ままな人。自分の意志がしっかりあるので会社の指示を何でも聞くとは限らないタイプ

と分類して、多数の実例から、それぞれのタイプに向いた働き方と組織を示している。

「自分の意志」を軸にするところが、新規事業家・守屋実氏の『起業は意志が10割』と通じるということで実現した、お二人の対談をお届けしたい。「使命」で働く人はどんなプロセスで成長できるのだろうか。

「仕事のプロ」はネコとトラ、「会社のプロ」はイヌ

守屋 まず仲山さんに見てもらいたいものがあるんです。仲山さんの『「組織のネコ」という働き方 「組織のイヌ」に違和感がある人のための、成果を出し続けるヒント』に出てくる図が、『起業は意志が10割』で僕が言っていることと極めて似ていると思ったので、比較した図を作ってみたんです。左が仲山さんの図で、右が僕の言葉をあてはめたものなのですが。
一つの仕事を極めて何社とも仕事をする「仕事のプロ」は、仲山さんのいうところの「組織のネコ」の進化系である「トラ」。一方で、「会社のプロ」は、会社の論理で動く存在で、仲山さんのいう「組織のイヌ」。表現こそ違えど、考え方の切り口が同じだと感じました。

■仲山氏の「組織の動物4タイプ」(左)と守屋氏の「会社のプロ・仕事のプロ」(右)
 

仲山 この図すごいですね! まさに「組織のイヌ」は会社の指示に従順な「会社のプロ」で、「組織のネコ・トラ」は自分の意志がしっかりあってお客さん志向な「仕事のプロ」。とてもしっくりきます。

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