なんとキャットフードとしての開発も進んでいる!?

:しかも宮崎先生、キャットフードの開発もされると伺ったんですが!

宮崎:先ほどもお話しましたが、今回の治療法は、猫の働いていないAIMを注射で補充してあげるという、とてもストレートな方法なんですね。でも猫もAIMはもともと持っているので、それが少しでも働くようにできれば、外からAIMを注射しなくても、ある程度自分のAIMで腎臓病を防ぐことができるのではないかと……。そんな自分のAIMを活性化させるサプリを、数年前から人間用に開発を進めていたのですが、それがある程度はネコのAIMの活性化にも効果があることがわかりました。ですから、その成分を毎日食べる餌やおやつに配合できたらいいのではないかと考えました

もちろん、こうしたフードで全ての腎臓病の猫を救うのは難しいと思います。ある程度悪くなってしまった腎臓ですと、注射でたくさんのAIMを補充してあげないと治療的な効果は出ないと思います。しかし、まだ腎臓がそんなに壊れておらず、たまっているゴミも少ない初期の腎臓病や未病の状態でしたら、猫がもともと持っているAIMを少しだけでも定期的に働くようにすることで、腎臓病の発症や進行をある程度抑えることができるのではないかと考えています。

:すごいですね!!

宮崎:今年初めにペットフードを作っている会社とお話をして開発をスタートしました。こちらは治療薬とちがい、元々人用に開発済みだった成分を餌やおやつに配合しますので、安全性の確認や、猫にたくさん摂取してもらうにはどういう形の食べ物にしたらいいのかなどを試行錯誤する必要はありますが、結構治療薬よりは断然早く完成できると思っています。

:素晴らしいですね! 先生!やること早いですね!!!!

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宮崎:薬に関しては、本当に皆さんをお待たせしてしまっていて、本当に心苦しいと思っているのです。でも、待っておられる方々には、難しい、時間がかかるというような、こちら側の都合は関係ない。やっぱり待てないと思われるお気持ちは痛いほど分かるのです。そうしたもどかしいお気持ちをペットフードなどで、少しでも和らげていただければ、いうのも変なのですが……、猫の飼い主の方々の気持ちが軽くなるかなと思っています。

:それは本当に希望が持てますね!!!
今日先生にお会いするまで、日本にこんな素晴らしい先生がいるとは思いませんでした。研究内容だけでなく人間性も。本当に、多くの方に、この情報が届いてほしい、知っていただきたいと思うのです。

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他にも、AIMが猫の腎臓病だけでなく、「脳梗塞」の治療にも役立つお話や音楽談義など、話が尽きない藤さんと宮崎氏。詳しい模様は、マルオレランドのYouTubeでも公開中。前編・後編は下記をぜひチェックをしてみてください!

【前編】YouTube
【後編】YouTube