信州大学特任教授であり、法学博士・ニューヨーク州弁護士である山口真由さん。東大卒の才女として様々なメディアで活躍するが、Twitterでのつぶやきはコミカルで飾らないものが多い。そんな意外な素顔を率直に綴っていただく連載。今回は申し込み期限(2021年の控除対象)が迫る「ふるさと納税」と、それを通して考えた「税金の使われ方」についてです。

ふるさと納税、万歳!

税金を払って報われたと実感したことが、私は一度もなかった。児童手当に医療費や介護費。子育て世代やシルバー世代に向けた支出を、各政党はこぞって訴える。その度に、私は思うのだ。この国は、国民の中に自立した独身女性がいることを無視している、と。

税金に対価性を期待するなんてとんでもない。リワーディングでなくて当然。だけどね、ケアしてほしいとは思うのだ。面倒をみてって言ってるんじゃないの。気にかけてほしい、気づいてほしいのだ、私という人間の存在に。

そして、「ふるさと納税」という制度ではじめて、私は、この国の税金システムが私自身もケアしてくれていることを実感した。私は報われている。こういう応報感があってはじめて、納税するモチベーションがわくってもんだ。

ふるさと納税、万歳!!!

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ふるさと納税の2つの楽しみ方

私は、ふるさと納税の返礼品を2つに分類している。

日常と非日常。

“日常”分類では、どっちにしろ買うものを返礼品に選ぶ。

なかでも気に入っているのは、佐賀県鹿島市「肥前の国のお野菜定期便」と大阪府貝塚市「パスタde美食【食物繊維たっぷりスパゲッティプラス】240g×30袋」だ。

お野菜定期便は、6か月にわたってキャベツ、ホウレンソウやニンジンなんかの定番野菜を届けてくれる。これ、どうやって食べるのって困るようなものは来ないし、産地直送の新鮮なお野菜は濃い味がぎゅっと詰まっていて、スーパーで買うものとは一味違う。

パスタの方は食物繊維が入っており、1人前70g目安なので、炭水化物を摂っているというやましさを軽くしてくれる。だが、私はヘルシー志向ではなく、単純においしいからこの麺が好き。セモリナ粉特有のもたつきが一切ない繊維質の麺は、歯ごたえもよくとても気に入っている。