2021.12.04
# 相続

相続バトル… 介護を手伝わなかった弟が「遺産6600万円」を要求、姉がとった「対抗策」

後藤美智子さん(80歳・仮名、以下同)は、先日、兄の俊夫さん(長男)を亡くしました。結婚していなかった兄の遺産は2億円。弟の貞治さん、春子さんとの分割協議が始まりました。俊夫さんと仲が悪かった貞治さんは当初、「遺産はいらない」と言っていましたが、突然、法定相続分(3分の1ずつ)を求め始めます。

しかし、亡くなるまでの3年間、認知症になった兄の介護をしてきた美智子さんは、まったく介護の手伝いをしてこなかった貞治さんの身勝手な言い分を受け入れることができませんでした。

【前編】「「遺産はオレが6600万円もらう」、介護を手伝わなかった弟が姉に放った「衝撃のひと言」

〔PHOTO〕iStock
 

納得できない!

美智子さんは、「2億円の遺産のうち、3分の1を現金でよこせ」という貞治さんの主張に到底納得できるはずがありません。

俊夫さんが亡くなるまで、欠かさず俊夫さんの世話をしてきたのは自分です。しかも、単なる世話ではありません。毎日の食事、散乱した排泄物の処理はもちろんのこと、体を拭いてあげたり、数日ごとに入浴の手伝いをしたりしてきました。

ましてや美智子さんも高齢です。日々、食事を準備するのは大きな手間でしたし、入浴の手伝いは美智子さんの体への負担も大きなものでした。腰を悪くしたこともありました。排泄物の処理をするときには、「あんなに大好きだったお兄ちゃんが…」と、精神的な負担を抱えることもありました。

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