2021.12.19

圧巻…!学者が山Pを「レベル違いの存在感」と絶賛する、これだけのワケ

大絶賛を浴びている山下智久の『CIRCLE』によせて、早稲田大学で大人気のポップカルチャー研究者である柿谷浩一氏が、アイドル、俳優、歌手の枠を超えて進化し続ける山下智久の「圧倒的な存在感」について論じた。

第1回はこちら:学者が絶賛…! 山下智久が「奇跡の俳優」と言われる驚愕のワケ
第2回はこちら:『山下智久』を学者が「唯一無の存在」と絶賛する、驚きの理由
第3回はこちら:学者がおどろいた、山下智久さんの「圧巻の肉体美」…その姿に胸が熱くなってくる
第4回はこちら:大絶賛…!山下智久の「圧巻の肉体美」が話題に。そのスゴさを学者が解説

突出した感応力と感覚

こうした自然と一体となるような接触の中で、カメラが徹底的に見つめていくのは、山下智久の肉体や存在をこえて、そこで経験している「感覚」そのものである。

中でも、多くの写真からひしひしと伝わって独特なのが、彼の〈リラックス〉した安らいだ顔――もちろんここにも対比が効いていて、何枚かそれが続くと今度は〈力強い顔〉が現れる仕掛けになっている。

自然にぞんぶんに身をゆだねて、そこにある時間と空間に深く没入している感じが強く漂う。とりわけ閉じた瞳の表情と、瞼を脱力させたまなざしは、うっとりとして「恍惚」と「癒し」にあふれて異彩を放っている。

それが観ている側の心を静かに《浄化》しながら別世界へ誘っていくような趣きで、ページをめくる手を度々止めて見入ってしまう。

 

水の中や岩辺などで横たわるものに限らず、座っているものも立っているものも、体の力はしっかり抜けている。これらから強く浮かび上がるのは、全身で「自然と交感」する山下智久の姿だ。

五感を全開放して、のびやかに「世界」に心身をあずけきっている。感覚は極限まで研ぎ澄まされて、一切の邪念やノイズを寄せつけないかのよう。そのさまが、ひたすら神秘的で美しいのだ。

まるで自然界から「生命力」を汲み出し、じっくり丁寧に自己に蓄えるようなこの身振りと感触は、近年の彼の歌の表現力を高めるエッセンスにも通じている。

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