2021.12.08
# 不動産

「粗大ゴミの放置」がマンションの資産価値を下げる…管理組合理事長の「苦悩」

放置自転車のカゴにゴミが…
日下部 理絵 プロフィール

粗大ゴミを放置して引っ越し

管理員「収集されない粗大ゴミを見つけると、ゴミ収集車の作業員の方や私の方ですぐに注意文をゴミに直接貼るようにしているんですが…。年末だと粗大ゴミを捨てて、そのまま帰省したり、海外に行ったりする人も多く、『犯人探し』にも限界があるんですよ。自腹を切ってシール買うわけにもいかないですし」

粗大ゴミの処理も、エントランスまで持っていくのを手伝ったことはあるが、申請や処理券の購入はやはり奥さんに任せきりだったため、そのような事態になっているとは知らなかった木村さん。

木村理事長「うちは妻がちゃんとやってると思いますけどね」

管理人「いえ、木村さんを疑っているわけではないんですが、一定数そういう方がいらっしゃるんですよ。いちばん悪質なのが、年末に粗大ゴミを放置して引っ越してしまう入居者もいました。いくら注意文を貼っても、その方が既にマンションにいないため、どうしようもなくなってしまうんです」

photo by iStock
 

粗大ゴミで放置されがちなのは、大型の毛布や衣装ケース、小型家具などが多いそうだ。言うまでもなくスペースを取るゴミなので、ゴミ捨て場のキャパシティをどんどん奪っていく。特に毛布やラグ、足元マットなどは畳んでゴミ袋に入ると、一般ゴミだと勘違いされて出されやすいという。

管理員「実は…私が一般ゴミで出せるサイズまで裁断してゴミに出し直していることもあります」

そんな手間までかけていたのか、と木村さんは驚いた。だが、管理員にはまだゴミにまつわる「悩みのタネ」があるという。

SPONSORED