どの学年の内申点が記載される?

アンケートでは「3年生で勉強に目覚め、成績が向上しても、1~2年の内申点が低いため、志望校の合格が難しい」というコメントがあったが、内申点が記載される学年もまた、都道府県によって異なる。

東京:中3の2学期
神奈川:中2の学年末+中3の2学期
千葉県・埼玉県:中1の学年末+中2の学年末+中3の2学期
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「例えば千葉や埼玉では『中3だけでは分からないから、中1からも評価をしたい』ということで、中1から中3までの成績を、全て足し上げた内申点で計算します。一方、東京の場合、内申が関係するのは中3の2学期だけです。

千葉や埼玉の仕組みだと、中1から良い成績を積み上げておく必要がありますが、東京だと『中3から、がんばろう!』が効くんですね。実際のところ、中3で突然成績が跳ね上がる生徒はそう多くはないんですが、制度上はいくらでも逆転ができるというのは、東京の仕組みのメリットだと思います」(松田さん)

東京の内申書は、各教科の成績を明確に点数化する、というシンプルで分かりやすい仕組みが特徴なので、都立高校の一般入試では「部活動でどういう結果を残したか」「生徒会活動をやっていたかどうか」などは加味されない。この方針をどうとらえるかは、生徒によって変わってくるだろう。

「逆に埼玉のように、部活動や生徒会活動、あるいは英検2級や漢検2級といった検定を加味するという県もあります。ただ、“加味”といっても、明確にはなっていないわけです」