内申点はどう決まる?

そこで、ひとつの例として、東京の都立高校を一般入試する場合を紹介していきたい。

「まず、内申点は、各教科5段階の評定×9教科の45点が素点として扱われます。主要5教科(英・数・国・理・社)は5×5で25点満点。4つの副教科(音楽・美術・技術家庭科・保健体育)は5×4で20点満点のところ、2倍にして40点にします。主要5教科の25点+副教科40点で65点満点です。そして、この65点を300点満点に換算し直したものを内申点(調査書点)といいます」(松田さん)

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点数を300点満点に換算するのには理由がある。「当日の学力検査が主要5教科で、100点×5の500点満点。この500点を700点満点に換算し直します。学力検査の700点と、内申書の300点を合わせて1000点満点にし、上から順番に入学者を選定するというのが、東京都立の高校入試の仕組であり、首都圏のなかで最も分かりやすい入試制度です」

軽視しがちな4つの副教科の点数を2倍にするのは「東京都がそれを明確にしているわけではないですが、その生徒の全てを評価するという視点からすれば、主要5教科は当日の学力検査で700点分あるわけです。それに比べて、実技教科は小さい範囲でしか評価されないので、内申点を2倍にして総合的に評価しようということですね。実技教科は授業態度が最も重視されやすい教科でもあるので、内申点を2倍にすることで、中学校での活動記録を評価しようという姿勢の表れかなと思います」