2021.12.08
# 不動産

マンションの「ゴミ問題」が年末に大勃発…「天井までゴミ袋に埋め尽くされて…」

資産価値にも影響する由々しき事態
日下部 理絵 プロフィール

マンション管理員の「サービス残業」

木村理事長「えっ?毎年、管理員さんはそんなことを?」

担当者「そうなんです…。マンションの規模や曜日の並びにもよるんですが、毎年、年明け自主的にご出勤いただいたり、早朝から様子を見に行かれる管理員も多くて…」

一般的な規模のマンションでは、管理員が清掃員を兼務していることが多い。ゴミの収集日が勤務日になるなど、管理員にとってゴミの収集は関心度の高い管理業務のひとつといえる。管理業務をスムーズに行うため、時にはサービス残業、シャドウワークのような形でゴミ置場を管理しているのだ。

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木村理事長「何かできないでしょうか?」

担当者「年末年始のゴミ収集日のご案内と、ゴミ分散のご協力について、掲示板、ゴミ置場の扉、エレベーター内に掲示させていただければ…」

一同「お願いします」

担当者「ありがとうございます。近々掲示します。年末年始以外の祝日だとゴミ収集はあるので管理員もここまで苦労しないんですが…」

木村理事長「それって、どういうことですか?」

担当者「大規模マンションを除いては、管理員が清掃員を兼務することが多いんです。当マンションも兼務ですので、ゴミの収集日にあわせた曜日が出勤日になっています。ゴミは祝日も収集されています」

木村理事長「そうなんですか…管理員さんに祝日休みはないんですね。ぼく明日、ちょうどテレワークで日中家にいるので、理事会を代表して管理員さんにご挨拶とお礼を伝えてきますね」

担当者「お気遣いありがとうございます。とても喜ぶと思います」

年末年始に懸念される、ゴミ置場にゴミがあふれかえる問題。収集がストップするのは仕方ないことにしても、実はゴミ置場をめぐるトラブルは、日々排出される家庭ゴミだけではなかったのだ。木村理事長が知った実態の全容は、後編〈「粗大ゴミの放置」がマンションの資産価値を下げる…管理組合理事長の「苦悩」〉で明かそう。

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