シンガポールに移住し、現在2人のお子さんを育てている福田萌さん。主催するママズオンラインサロンで「フランスの女性の出産や育児」のお話を聞いたことを機に考えた“女性の生き方”を綴った前編【2児の母・福田萌が驚いた、専業主婦がいない!? フランスの出産・育児事情】に続き、後編では妊娠・出産に備え、子どもに伝えておきたい「性教育」について綴っていただきました。

大人になる前に知っておきたかったこと

ところかわれば繋がりでお話しさせてもらうと、私が今住んでいるシンガポールでは、無痛分娩が当たり前のようだ。先日妊娠したシンガポールの友人が無痛分娩をするというので話を聞いたところ、日本のようにオプションの料金を払って無痛分娩の選択をしたわけではなく、最初から無痛分娩のパッケージしかパンフレットには載っていなくて、有無を言わずにそれを選択したのだという。

規制が緩和され、家族4人でまた食事ができるようになりました(以前は2人ずつのテーブルでした)! 写真提供/福田萌
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お産や子育てに関してはいろいろな考え方があると思うが、そうやって各国の状況を比較するとそれぞれの国によっては当たり前が当たり前でなくなり、とても興味深く感じた。

前編でフランスの出産・育児事情を教えてくれたAさんは不妊治療を経験し、高齢出産したそうなのだが、そこに至るまでに「妊娠出産にまつわることを含めちゃんと性教育を受けていたら良かったと感じた」と話していたのが印象的だった。Aさんは30代前半まで仕事を精力的にこなし激務の日々を送っていた。いざ子供が欲しいと思ったタイミングで不妊治療のお医者さんにかかり、その時初めて加齢によって卵子も老化し、妊娠率が低下することなどを学び、自らの体に関する無知を責め後悔したと話していた。

また、女性は卵巣や子宮など臓器が男性よりも多いため、女性特有の病気になる可能性があるということも知っておいて欲しいし、産後の女性の体の変化についてあらかじめもっと知っておき、妊娠によって変化をした臓器を骨盤底筋トレーニングを行なうことで元に戻すことが、その後の人生の健康につながるとフランスに来て感じた、と話してくれた。