出産2ヶ月で仕事復帰するフランスの女性たち

しかし、日本人の私は「産後の肥立(ひだち)」という言葉があるように、産後はお母さんの体力回復に時間がかかるのではないかと疑問に思った。

フランス人と日本人では体格などに違いがあるからなのか、日本は産後はしっかり休んで回復するという考え方が前提にある一方、フランスでは産後は適切なケアやトレーニングをすることで回復する、という考え方が前提にあるようで、出産後は骨盤底筋のトレーニングの回数券が100%保険適用で無料で処方されるという。ケアをする専門の人が産後何度か自宅にやってきて、骨盤底筋周りの筋トレをして身体の回復を促すというのを国をあげておこなっているのだそうだ。

クリスマスツリーやイルミネーションが飾られ始めましたが、気候のせいかあまり実感は湧きません(笑)。写真提供/福田萌
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私が2013年に第一子を出産した時はとにかく母乳をあげなくては、という思いが強かった。東日本大震災からわずか後の出産だったので、万が一災害に見舞われた時も、母乳があればなんとか子供に食事を供給できる、という思いがあった。

そこから1歳2ヵ月ほどで卒乳したのだが、そのタイミングが適切だったのか、おっぱいっ子だった長女にはもっとおっぱいを飲ませてあげた方が良かったのか、無理矢理取り上げてしまったのでは……などと迷ったり悩んだりしていたので、母乳は半年もあげれば十分、というフランスの考え方には驚きだ。

また、フランスは生後2ヵ月までに保育園に預けるのが普通、というのも、私が仕事復帰したのが生後3ヵ月、罪悪感満載で泣く泣く託児所に預けていた当時を思えば、ところかわれば……という思いになる。

福田さんがフランス在住のAさんのお話を聞いて「子どもの性教育」について考えたこととはーー後編【2児の母・福田萌が考える…我が家なりの「性教育」を娘とスタートしてみた話】に続きます。