2021.11.30
# 学校・教育

「就職決まったよ!」喜んで報告する娘に、“毒母”が放った「衝撃のひと言」

母の人生を「肩代わり」させられた

「母親との距離感を考えたい」と著者・佐藤千恵さんの事務所に相談に訪れた秋穂さん(仮名、24歳)。幼い頃から、父親が母親に暴力を振るう様子を間近で見て育ちました。父親がお金を奪っていくせいで歯医者に行くことすらままならず、高校生になると、さらに深刻な健康上の問題を抱えることになります。

【前編】「24歳女性が絶望…自分を「不幸の沼」に引きずり込もうとする「毒母」との激烈な葛藤

〔PHOTO〕iStock
 

食欲がコントロールできない

健康面の問題については、こんなことも語られました。

「高校性の頃、ある時、急にご飯が食べられなくなったんです。親には“ダイエット中”って誤魔化しましたが、内心すごく焦りました。でも…食べられない日が続くと今度は急に食欲が抑えられなくなって、ドカ食いしちゃうんです。

太るとまた焦って、焦ると食べられなくなって、それでその内ドカ食いして…その繰り返しでした。このままじゃ病気になってしまうとすごく不安になって、でもその時真っ先に思ったのは“私が病気になったらこの家はダメになる”でした」

高校生の子が食欲のコントロールや病気の不安を抱えた時、真っ先に頭に浮かんだのが「家の心配」だったこと。これは、当時の秋穂さんが置かれていた不健康な環境を表しているように感じます。

物心ついた頃から父親の問題行動とそれで苦労する母親を見てきた秋穂さんは、成長するにつれ、家の中で時に母親のセラピストのように愚痴を聞き、時に母親の様に守り、時に姉のように励ます…そんな役割の逆転現象が起きるようになっていました。

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